バイオLNG、海運脱炭素化のための持続可能な燃料

脱炭素化への圧力が海運業界で益々強まっている中、国際海事機関(IMO)の高い目標、EU排出量取引制度(ETS)の海運分野への適用、そしてFuelEU Maritimeの施行が本格化する中、貴社には10年後ではなく確実に導入可能な解決策が求められています。 

バイオLNGは、船舶用ディーゼル燃料と比較してCO2排出量を最大80%削減することができるうえ、既存のLNGインフラでそのまま稼動可能なため、船舶の改造が不要とされています。 

バイオLNGは排出量削減に加え、コンプライアンスの観点からも直接的なコスト削減の効果が期待されており、エネルギー使用に伴う排出量削減コストを低減することが可能とされています。 つまり、ライフサイクルでの排出量が少ないため、EU排出量取引制度(EU ETS)におけるEU排出権(EUA)の削減が可能とされ、さらにFuelEU MaritimeのGHG排出削減目標及びプーリングの枠組みの観点からもより有利な立場を築くことが可能となります。 

その結果として、実績が証明さ れ、拡張性のあるこの燃料は、お客様の規制要件への準拠、増加するGHG排出コストの抑制、そして 競争力の持続を実現いたします。すべての点で、貴社の輸送網に支障をきたすことなくご活用いただけます。 

バイオLNGは、液化天然ガス(LNG)のバイオマス由来の再生可能エネルギーで、家畜ふん尿、食品廃棄物、農業残渣などの有機性バイオマス廃棄物から製造されます。これらの原料はバイオガスとして処理され、さらに精製されてバイオメタンとなり、液化されたものがバイオLNGとなります。  

化学的には、バイオLNGは化石由来のLNGと同等であり、次の点を特徴としています。 

  • エンジンの改造は最小限、あるいは一切必要としません。 

  • 新たなバンカリングのインフラ整備は一切必要ありません。 

  • LNG 燃料船隊へのシームレスな統合が可能。 
     

化石燃料とは異なり、バイオLNGは生物由来の炭素循環に組み込まれており、地下資源由来の新規CO₂ではなく、バイオマスが新たに吸収したCO₂を放出します。これによりライフサイクル排出量に決定的な差がもたらされます。 

CO2排出量削減 

バイオLNGへの切替により、ライフサイクル排出量を最大80%削減することが可能となります。 事業運営者にとって、これは以下のようなメリットをもたらします。 

  • FuelEU Maritimeの排出目標への準拠、および将来的にIMO温室効果ガス燃料強度への準拠(IMO温室効果ガス燃料強度の採用が条件) 

  • EU排出量取引制度(EU ETS)の排出上限への準拠、および IMO による GHG 賦課金の可能性(IMO によるGHG賦課金は採用が前提) 

  • 環境への取り組みをさらに強化  

  • 海運における責任ある取り組みへの明確なコミットメント 

     

経済的メリット 

バイオLNGは単に二酸化炭素の排出量を削減するだけでなく、コンプライアンスに関わる費用削減にもつながります。 

EU ETS、排出枠削減、コスト削減 
ETS市場が年々厳格化する中、バイオLNGのタンクから排出してまでのCO₂排出量がゼロであることは、EU排出権(EUA)の削減を実現可能にいたします。これによりEUA 価格変動のリスクを軽減でき、排出権購入量を削減できるため、排出権価格の変動へのリスクが低減されます。 

FuelEU Maritime、未来を見据えたパフォーマンスを維持 
2025年1月より、FuelEU Maritimeの 排出削減目標は毎年厳格化さ れています。LNGオットーエンジンを 搭載する船舶において、 化石由来のLNGでは排出削減目標を 達成できない恐れが あります。 しかしバイオLNGなら、 高額な改造や運航上の変更を伴わ ず、排出削減目標の達成を可能に します。 

FuelEU Maritime プーリング、コンプライアンスの遵守を収益化へ 
バイオLNGでFuelEUの目標を達成した企業は、その排出強度削減分の余剰分を貯蓄するか、プーリングして新たな収益源として活用し、余剰排出削減量を販売することが可能となります。 

ステップ1、バイオLNGへの移行 

LNG燃料船を既に運航していても、バイオLNGへの変更はいつでも導入可能となります。 お客様の船隊のバイオLNGによる燃料転換は、バイオLNGと化石LNGの混合燃料化または化石LNGからのバイオLNGへの完全置換により、船隊のライフサイクル排出量を即座に削減することが可能となります。 

 

ステップ2、最適のバイオLNGパートナーを選定 
“生産井から航跡(航海)”をアプローチとする企業と連携をし、確実なコンプライアンスを遵守する為、調調達能力並びに、統合に関する専門知識を有する企業と連携することが求められます。 

 

ステップ3 、FuelEU Maritimeのプーリングの枠組みを最大限に活用し、 
収益を最大化  
FuelEU Maritimeのプーリングの枠組みを活かし、余剰分のCO2排出量削減分を売却しましょう。 この枠組みを活かすことで、持続可能性というビジネス上の利点を競争優位性につなげることが可能になります。 さらに、コンプライアンスの遵守に要する経費の長期的な削減にもつながります。 

ACTでは、バイオLNGの導入を可能な限り簡素化します。 コンプライアンスに関する専門知識、EU排出量取引制度(EU ETS)に関する深い見識、そして堅牢なバイオメタンネットワークを駆使し、排出量削減と規制対応コストの削減をお手伝いいたします。 

貴社の船隊にとって、持続可能な社会を実践可能かつ実行可能なものとしていくお手伝いをさせていただきます。先ずは気軽にご相談ください。